メソポタミアとエジプトとシリアの発展とカタン
いつぞやに書いた通り、メソポタミアとエジプトは農耕の素晴らしいまちで、過剰分を交易に回していた。
それに対し、シリアの地域には大きな川はなく、お世辞にも豊穣の土地とはいえないため、交易に頼って生活していた。
シリアの地には内陸交易の得意なアラム人と海上交易の得意なフェニキア人が住んでおり、交易の世界ではフェニキア人が特に登場する。
これらの地域からは小麦などが取れにくい代わりに香りの良い木が生えていた。その木で船を作り、その木を船に乗せて運んでいたという。
現実世界ではある一つの材料を交易に出してうまくやってきた国があったであろうが、カタンでは終盤に1位になっていると勝ち抜けしにくくなるため、交易に頼り切った戦術はあまり強くなさそうである。
中学世界史からの文明のイメージの発展
中学世界史しか履修していないみなさんのためというか自分のためですが、備忘録兼感想です。
交易の本を読んでいるとメソポタミアという地域と交易をしていたなど、その地域が得意なものを交換するので誰が治めていようとあまり関係ないため特筆されることはないのですが、その国中だけで考えれば色々な国が出来たり衰退したりを繰り返しています。
当然ですね。しかし僕はその辺を知らなかったので、これを知ったときになるほど確かにと思うと同時に面白いなあと思いました。
文明というパッケージがあるためにその中身については考えていませんでした。
ちなみにメソポタミアについていえば、シュメール人、アッカド人、アムル人の順に統治が進み、有名なハンムラビ法典(目には目をのやつです)はアムル人が統治していた時のものだそうです。
僕は暗記が苦手なのでこの辺の民族の名前は一瞬で忘れそうですが、それでも新たな発見は面白いですね。
と同時に、世界史に限らないですが、高校生が勉強する科目は道が舗装されているので勉強しやすくて良いなと思います。こんなに丁寧に解説してくれる資料、あんまりないですからね。
しかも無料だったり、、、まあお金とってもいいと思いますけどね。わかり易いので。
カタン時代背景
人類の歴史といえば、おそらく猿人原人旧人新人だとか、旧石器、新石器などの言葉を思い出すことと思う。
しかし僕は中学の歴史を軽くかじった程度なのでそのくらいの言葉しか知りません。
なので思い切って復習してみて、人類の歴史がどうつながっており、どう進んでいくのかを学んでみました。
まず旧石器時代とは250万年前から1万年前くらいまでのことで、狩猟採集をしていた時代になります。これを獲得経済と呼ぶようです。まあ、獲得してますしね。
この時代に使われていたのが打製石器や骨角器で、打製石器は石同士をぶつけて尖らせたもの、骨角器は骨やツノを使った石よりも軽い武器として考えれもらうと良いかと思います。
本題とは関係ないですが、骨角器は海でハンティングするときに役に立っていたようです。
実は旧石器時代までに猿人原人旧人は出尽くし、新人も旧石器時代からいるようです。
そして新石器時代になると磨製石器が使われるようになりました。字の通り、磨いたやつですね。これを使ってすり潰したりしたわけで、農耕や牧畜を行い定住を始めたわけです。
カタンの最初、開拓地を置いた段階というのはこの時代であると判断することが出来ます。
次第に人が集まってくると灌漑農業を行えるようになり、人口が増えていきます。これによって徐々に都市が形成されていきます。
カタン内では都市になるには鉱物と麦が必要です。なぜ都市になるのにこれらが必要なのか?開拓地を作るのに必要な木材やレンガを使わないのか、また、開拓地では鉱物が必要ないのは何故かという問いが、この辺りで納得できるかと思います。
もともと村ができるときには鉱物は必要ありません。鉱物が必要になるのは村同士での争いが起こるときに防具が必要になったためであると言います。なので、最初は鉱物は必要ありません。
そして都市になるということは人口が大きく増えることを意味しています。ということは食料が必要になるとともに、外敵からの脅威に備えて防具を鉱物から製造するようになるほか、贅沢品として石の器に変わる青銅や銀の食器が必要(?)になってきます。
このことからも、必要なものに意味があったんだなあと鑑みることが出来ます。
都市にした後には騎士を雇うことができるようになります。騎士を雇うには食料や防具、服が必要になります。この辺りも考えると必要な資源がただのアイコンではなく生き生きとしたものに見えてきませんか?
コショウと絹と鉱物とカタンのつながり
読んでいて「お」と思ったことがあったので備忘録として残しておく。
まず、ここに出てくる地域はローマ、インド、中国である。
ローマがヨーロッパを広く納めていたために比較的安定した時代が続き、交易は盛んになっていた。
ローマでは身分に関係なく小麦や大麦などの質素な食生活をしていたため、コショウのような香辛料は食事に欠かせないものとなっていたが、気候の問題もあり、ローマ内ではコショウもショウガも栽培できなかったし、当然自生もしていなかった。
当時の料理本を見てみると400品目中300品目にはコショウが入っているなどの盛況っぷりで、戦争の和平にコショウの取引がされるほどであった(コショウすげえ)。
これに対し、コショウやショウガが自生し、農耕的に優位であったのがインドである。
インドではそこらにあるコショウやショウガがローマでは高く売れるので、インドはこれらを輸出した。
同様に中国では、絹がよくとれた。とれたという表現が適切かはわからないが、とにかく得意だった。これもローマと高額で交易していた。
相手のローマといえば、特に自国内にめぼしい製品はなかったため、交換の帳尻が合わず貴金属での支払いをしていた。つまり、鉱物だけはたくさんあったのである。
鉱物が多い国、絹が多い国、香辛料が多い国。それぞれが助け合いながら?成長していく様子は見ていてとても面白い。
カタン内でも香辛料の話エピソードがある。確か商人と蛮族編だったと思うが、香辛料を獲得し船に乗せて持ち帰ってくることでポイントが入る。
どうやら、古代ローマでも香辛料の売買が一番儲かったらしく、富豪への近道とされていたようである。
このようなつながりを知っていると、カタンで遊ぶのがさらに面白くなるのではないかと思い、この先も読み進めていく。
なお、あまり関係がないが、昔の戦車はエチオピアのゾウであったとの記載があり、確かに武器も限られているので戦車としては申し分ない強さだったのだろうなと思った。
ところで読んだところまでではエジプトがその後どのような道を辿ったのか書いていなかったが、どうなったのだろう。きになるところである。運河を開通させたところまではいい感じであったが。
企画を立ててる人を見ながら
僕も数億年前には企画を立てていたんですが、その時にはいくつか自分の中で決めていたことがあって。
で、自分がトップの時にはそれに従ってやっていけばいいんですけど、自分が引退した後にはそれはどうするべきなのかと、思いまして。
口を出しすぎるのも問題だと思いますが、自分がメンバーに入っているのに自分のこだわりの話だからと控えめになるもの違う気がして。
と言いつつ、結局あまり口を出さずに終わるんですけど、、、。
誰に見せるわけでもないですが、頭の整理のためにかきつくねておきます。
本当は実際のものと比較しながら考えたいですけどね、身バレするのもなんか癪なので。
そもそも企画って、ゴールがあるわけですよね。ゴールがあって、それに向かってみんなで企画を練っていく。なんで、みんなでまずはゴールを決めるべきです。ゴールを決めるというとサッカーみたいなので目標といったほうがいいですかね。
目標というのはよっぽどでなければどんなものでもいいと思うんですが、例えばでいえば「新しい人を呼び込みたい」だとか「楽しんで帰ってもらいたい」とか。「最初のステップになるように」というのでも良いと思います。
それが決まれば次にそれを達成するには何が必要かを考える必要があります。いわゆるタイムスケジュールの類ですね。仲良くなる!とか新しい人を!というのなら、お楽しみ要素を多めに、聞くだけ要素は出来るだけ控えて簡潔にするのが良いかと思いますし、思い切ってまるっとカットしてしまっても場合によっては良いんじゃないかなあと思います。
お勉強がメインなのであれば、ある程度硬いもので印象を維持しつつ、適度なWSで緊張をほぐす、なんてのをしばしば目にします。
とにかく、目標によってスケジュールの類は大きく変わるし、それ以降の広報の話だとかも大きく変わってくるので同一次元では話せないものであると思います。
歴史の長い学生団体でありがちなのが、古い体制を維持しようとして(?)無理にあまりやる気のない人を代表に立て、その人からの悪循環、「このくらいやっておけば良い」などの適当さだと思います。
体感ですが、過去問感覚でやっている人を多く見ます。
過去問は有効に使うべきですが、問題を丸暗記しても仕方ないんです。
この話での過去問にあたる、去年のイベントなんてのは、ある目標に向かって、この目標であるならこういったスケジュールが必要だよねってのに沿って考えられているわけです。
なのに今年の目標は何にしますか?スケジュールは何にしますか?時間配分はどうしますか?広報の手段は?と同時に考えていく、というのは何か違う気がしてしまいます。
企画では一本線で結ばれるような綺麗さが僕は大事だと思っています。目標と手段がはっきりしていて、それらがやっている側にも参加側にも明確であること。
迷子にならないことが大事だと思います。
今メンバーとしてやっている企画は、深く聞けていませんが、何か自分勝手というか、その先が考えられていないというか、そんな感じがして不安になってしまいます。
参加する人の気持ちは考えているんだろうか?そう不安になってしまいます。
昨日の復習。メチル水銀とかアフラトキシンとか。
突然ですしなんの説明もなくはじめますが、昨日の復習です。
日本には気をつけないといけないものがあって、すでに規制されているもの、規制すべきだと考えられているもの、規制について考えるために情報収拾をすべきものに分かれています。
これら全てを復習したわけではないですが、やったところまで。
水銀。これは既に規制されているやつ。総水銀とメチル水銀でそれぞれ基準が定められてる。
0.04と0.05だった気がするけど単位を覚えてない(大問題)。
海底にいるナニガシがシアノコバラミンをだし、これによって水銀がメチル水銀になるという話だった気がします。何も覚えてないですね。かつて公害で問題になった。消化管吸収がとても良い。神経毒であり、システインと合体してアミノ酸っぽくなる。これを中性アミノ酸輸送体が勘違いして脳内に輸送し問題になる。
ぱつりん。これも既に規制されているやつ。カビ毒の一つで、抗菌薬として注目されていた?やつ。りんごに入っていて、0.05を超えるとだめだった気がする。相変わらず単位は忘れた。
アフラトキシン。既に規制されているのはAFM1で、総アフラトキシンは規制されるべきだと考えられている。AFBやAFGはそれぞれ1、2が存在し、BはブルーのB、GはグリーンのGであり、M1はAFB1が水酸化されて生じるもので、最初に乳の中から見つかったためにMilkのMがつけられている。なお、総アフラトキシンはB1、B2、G1、G2の四つである。化学構造としてはゲジゲジみたいな感じ(ざつ)。
カドミウム。これも今から規制すべきではとなっている。生物濃縮が考えられ、くじらなどでは妊婦が1週間にとって良い量が定められている。消化管吸収は悪い。日本人のカドミウムの40%は米からである。これに加え、タバコにもカドミウムが入っている。消化管吸収に比べて肺からの吸収はそこそこいいので、喫煙者ではそうでない人に比べて数倍のカドミウムを摂取している可能性がある。カドミウムは近位尿細管を障害し、リンやカルシウムの再吸収を阻害する。これにより、骨軟化症などが問題となった。
ヒ素。これもカドミウムと同様に規制すべきとされているもので、森永ヒ素ミルク事件みたいな名前の事件で問題になった。これは人工乳の中に無機ヒ素が入っていた事件である。それ以上のことは何も覚えていない。が、メチル化されることによりジメチルヒ素などの有機ヒ素になったりする。
交易についての本を読んでいる話。カタンと実在した文明の軽い比較。
突然ですが、交易って聞いて思い出すことは何かありますか?
僕は交易といえば、貿易と何が違うのか分からないなあって思い出します。
まあ多分それは調べれば解決するんですが、せっかくなので謎を謎のままにしておきたいと思います。
さてなぜ交易の本を読んでいるかというと、カタンというゲームが関係しているんです。
カタンってなんだって人のためにカンタンに説明すると、耕したり他の国から資源をいただいたり(交易)して自分の街を発展させていくゲームです。ざっくりですが。
このゲームは氷河期が終わり、狩りでの生活から田んぼ耕し生活に変わっていく人類の歴史と似ています。というか、それを元にしたゲームです、多分。
そのゲームに最近ハマっており、それなら交易についての本を読んで、かつてどう人類が歩んできたのか知ってみたら、カタン、もっと楽しめるんじゃないかと。そう考えたわけです。
ただ、読み始めたはいいものの、生粋の理系でありまして、中学の社会は真面目にやっていたけど高校の世界史Aはこの上なく適当に過ごし、受験では倫理政経を選んでいたために昔の人の生活がまるでわかりません。
エーゲ海だとか、紅海だとか、そういう地名もさっぱろです。お恥ずかしながら地中海も最近知りました。22歳男性、今更感溢れる義務教育です。
その辺を調べながら本を読み進め、なるほど、これはカタンのこの部分に相当するんだとか思い、進めていたのです。
紀元前5000年から前2000年くらいまでは良かったんです。が、問題はここから。
紀元前323年?くらいだっけ。にアレクサンドリア大王が出てきました。出てくるなりギリシアや色々な国を制圧し、西ヨーロッパにギリシア文化が流れ込んだとの記述があります。
待てと。ついていけていないので待てと。
僕の読んでいる本ではそれらの世界史知識は当然のものとして語られています。
これが、例のあいつですよ、って書かれてるんですよ。
いや知らんと。
ってことで、交易の本を読んでいた僕ですが、堪らず世界史の教科書を購入。
読み進めるや否やアレクサンドリア大王様が出てきました。
世界史ではこのあたりから始まるんですね。なるほど例のと言われるわけだと納得しました。
というところまでしか読んでいないのでこの後も引き続き世界の発展について読んでいこうと思います。
今の所面白かったのが、
・銅が通貨になり、銀が通貨になり、金が通貨になるのが、メダルだなあと。
・乾燥地帯だからこそ川辺に人が集まり、都市ができたという話
・エーゲ文明は交易の拠点が狭かったために人が集まり国になったという話。
・狩猟から農耕になったのは誰かが気づいたからではなく、気候の変化によるものだということ。
です。当然だよって人も多数かと思いますが、今までの雑な知識がつながり僕は楽しく勉強できています。
文明が赤道近くに多いのもやっと納得です。暑いし乾燥してるのになんで?と思っていました。便利でないから発展する。今の時代と何も変わりませんね。
その点、不便なことを探せば皆に必要とされることが分かるのかなと思うのですが、すぐに現状に満足する僕には不満がありませんでした。せいぜい、お金が欲しいくらいでしょうか。
でも偽札を作るわけにはいかないですね。
と、まあ歴史なんて勉強するほど学部の勉強に余裕があるわけではないですが。
やる気になったらCBTの勉強もしたいなと思います。背水の陣タイプの人間なので、やる気が出るまではステイですね。
さて、ここからは記載されていたことではないので僕の適当な考えなのですが、インダス文明とメソポタミア文明とエジプト文明はかなり地理的に近い位置にあり、交易も盛んだったのではないかという記載がありますが、中国文明だけはかなり離れており、一番近いメソポタミア文明とインダス文明でさえ運賃が天文学的な数字であったと書いてありました。ということは中国文明はあまり交易をしていなかったのでしょうか。この疑問を解決できる記載を見つけたらまた追伸という形で書こうと思います。
ちなみに最初に書いたカタンと文明のつながりですが、メソポタミア文明は農耕と羊毛こそ優れていたものの、木材や石、金属の類はまるで取れなかったとあります。つまり、メソポタミア文明大作戦(勝手に名付けました)でカタンで勝ち抜くためには木材と鉱石を外交に頼る必要があります。なので、羊毛と麦の取れる地域と港の2箇所に開拓地を置いて始めたパターンでしょう。ただ、取れなかったのは古代メソポタミアであると記載があり、そのうちエルガニ鉱山ができたよ!とも書いてあります。なので、3つ目の開拓地は鉱石の取れる場所を得たのでしょう。
これに対しエジプトは、かなりいい条件でゲームを始めています。多くの採石場があり、鉱山にも近く、農耕も問題なかった。木材だけは例外であったが、自前の海を使えば近く(フェニキア)から簡単に木材を手に入れられた、とあります。つまり、木材以外の4種が取れる場所に開拓地を設置し、木材は木材専用の港から得ていたと考えれば良いでしょう。エジプト文明はスエズ運河を開通させ、地中海、紅海、ナイル川を繋げ、これらは貿易の中枢になったともありました。これはカタンには、、、ないですかね。オプションルールには通行料制度があった気がします。それに近いでしょうか。
そんなことを考えながら本を読んでいます。また、読み進められたら思い出しながら書き出そうと思います。ではまた。